つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

悪友と親友 5

か、体が動かない…


「…牧野、牧野大丈夫か?顔色悪いぞ」

あきらが俺が出るからとつくしを手で制した。

あきらはインターホンに映る姿を確認する。

「秘書だわ」

「えっ?出るの?美作さん? ヤダ…」

「…牧野、どうした?」


ピンボーン


ピンポーン


出てくるぞ。そう言うとリビングの扉を開けた。

「ま、待ってあたしも」

つくしはよろよろと椅子から立ち上がってあきらの後に続く。よろめくつくしを優紀が

支える。



段ボールを持ち抱えたあきらがソファーに戻る。

優紀に連れられたつくしが椅子にドサッと腰掛けた。

はぁ~、美作さんとこの秘書さんだった。

くぷー、ぷっ、ぷっぷっぷっ。思わず、机に突っ伏す。


「ぐすっ、先輩すみません…。何だか感情のコントロールが衝かなくて…。」

滋が桜子の背中をゆっくりと擦っていた。


「先輩、先程泣いていらしたのご自身で分かってますか?先輩は溜め込み過ぎなんですよ。私みたいに吐き出したら宜しいのに…。」

「私たちに言える事でしたら皆さん何時でも先輩の話を聞きますよ」

いろいろ不安ですよね。考えてしまいますよね…。これでいいのかなって、毎日考えますよねと言いながらも、またポロリと涙を流し始める。

隣に腰かけたつくしは桜子をそっと抱きしめた。


ありがとう。

ごめんね。

何度も繰り返し背中をさする。


今は桜子の方があたしよりも何十倍も不安でいっぱいになっているはずなんだ。


今は涙が勝手にこぼれ落ちるのが分かるよ。

ちゃんと泣きたいって思ったから。


優紀は二人を見て、もう、もらい泣きしちゃうと言ってハンカチで鼻を押さえて、滋は

チーンと勢いよく鼻をかんだ。


みんながいてくれて何かスッキリした。

「あー、そうそう類が持ってきてくれたケーキがあるんだ。食べよー」

つくしは拳を突き上げた。

ケーキを持ってきたつくしは、良かったら話を聞いてくれる?ってはにかんだ。



「………てな訳よ。イヤな夢でしょー。ホントにデジャブかと思っちゃって。あー。ホントに焦ったわー」

段々 と酔いが覚めてきたのか冷静になってきた。

そうなるとアイツに対して何かイラッとしてきちゃう。

困ったもんだ。ずっと可愛い子ちゃんでいらんない。



「ヤッパ、秋はモンブランだね~。あたしもここのケーキ好き。クリームが美味しいよね。ホントおいひ~」

滋はすでに2つ目だ。


「それにしても桜子、すんごいの選んだわね」

「そうですか?フルーツの甘酸っぱさとチーズの塩味がマッチしてますわ。

一見するとミスマッチですが何事も召し上がってみないことには分かりませんですわよ。

試してみないと分からない相性ってありますもの」

桜子はチーズが乗った苺をフォークで刺し口へと運ぶ。

「合わなそうで合う。先輩と道明寺さんみたいですわよ。あっ、私も、ですわね?」

あっ、ただ単に食味が変わっただけかもしれませんけれども。そう言うと桜子は綺麗にウインクして見せた。



「何かちょっとエロくない?その言い回し」


「そうですか?意識し過ぎです」

くすっ、くすくすっ、ふふっ、ははっ、

何だかまた少し涙が出る。



リビングのソファーに腰かけていた類と目が合った。



ケーキのお誘いをすると、類が両手にグラスを持ちながらこちらのスペースにやって来た。

「ハイ、二人に俺からスペシャルエナジーカクテル」

って渡された。

類がこのフルーツグラタンお店で出されてる名前は知ってる?って言ってきた。

ううん。知らない。


ハーモニーなんだって。


ポンポンと軽くあたしと桜子の頭を撫でる。


あぁー、また涙が出る。

感情が揺さぶられる。



道明寺のバカ!!!



電話くらいしてきなさいよ!!




もう、何日も声すら聞いてない。




体がアイツを求めているのが分かる。

弱い女になってくる。




どうしよう。





アイツがこのまま戻れないなんて言い出したら。





たぶん、頭がオカシクなるよ。





ねぇ、道明寺。






こんなに弱くなったあたしなんてもうイヤになっちゃう?

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