つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

悪友と親友 2

乙女たち四人は?







皆きちんと正座をしている。



腕組みをしているもの

低い天井からぶら下がっている電気をじっと見つめているもの

親指の先を少し噛んで時々唸り声をあげるものと三者三様だが、顔の表情は曇っている。


ただ一人華奢な身体を更に小さく丸めて時折体を少し前後に揺らしているもの


彼女がこの部屋の主である。


みんな、やっぱり怒ってる?

いや、怒るよね?


言葉が出てこない…



沈黙を破るように

「子供じゃないんですから 爪を噛まないでくださいよ」

「そぅ、そうだよね…何かさ…こう落ち着かないとさ…ついついね…」

そう言いながら唇から親指を離し腕組みをし始めた。

唸り声は相変わらず発してる。


「もう、滋さんっ」

痰が絡んでいるんですか?

そう言いながら怪訝そうに桜子は滋を見た。


ぐがぁー

ぐがっ

んっんっー

「桜子、痰なんか出ないけど」

優希ちゃん、どう?

痰出てる?

そう言いながら大きく口を開けて喉を指差す。


「くすっ、大丈夫ですよ滋さん」

下がり眉が一層下がった。

今までの不穏な空気が一気に変わる。


突然、

「ううっ、ううっ、うわーん」

前後に小刻みに揺れていた体が大きく後ろにしなり、その反動でテーブルに突っ伏した。


「「つくし…」」

「先輩……」


三人とも何と声を掛けていいか分からないでいる

つくしといえば人前で大声をあげて泣いたりするなど相手が友達だろうとあり得ない事だ。


うっ、

うっ、

ずずっー

突っ伏したままつくしは顔を上げない。


彼女が落ち着いて言葉を発するのを待とう。

三人とも目で会話をし頷く。


ピンボーン

ピンポ、ピンポ

ピンポーン

凄い勢いでインターフォンが鳴り響く。


ドンドンドンドン

今度は扉を叩く音。


つくしは大きな音にも反応を見せない。

玄関まで大股三歩

優希はつくしに、私が出るからねと言って玄関を開けた。




「おやおや、つくし居るのなら返事くらいおし。、様子を見に来てあげたよ」


タマさん…

来てくれたんだ…


テーブルに突っ伏したまま顔だけ玄関に向けてタマを見た。

何だか、涙でボヤけてて顔がよく見えないよ


「今日はつくしを励まそうと珍しい人たちが来てくれているんだよ」

タマは腰を少し伸ばすと後ろを振り返り手招きをする。


「つくしさん、お久しぶりね…」


大きな瞳が更に大きく開く。

えっ、何で魔女がここにいるの?


何で?


つくしは思わず顔をあげる。

あれだけ流していた涙は完全に止まった。

だけどもあれだけ涙を流した為なのか、ボヤけてて顔がはっきり見えない…


「そんな顔をしなくても、捕って喰おうなんて思ってませんよ」

そう言い終えると後ろを振り返り手招きする。

まだ、誰かいるというのか。

ドアの向こうから高級だと人目で判る革靴が見えた。

今度はハッキリと分かる。




道明寺なの…?



道明寺なんでしょ?




えっ、




何で、




何で……



何でよ……



道明寺じゃない…



革靴の主は道明寺の

有能な秘書の西田さんだった。












F3登場まだなのにT4から


道明寺邸のキョーレツ三銃士まで。










「お帰りなさい、類さん」

「ただいま」

そう言いながら、大きなケーキの箱を目も前まで上げた。

「うわー、パレドールのケーキじゃないですか~(#^.^#)」

「進も好き?」

「大好きです。勿論ねぇちゃんも大好きです」

満足そうにビー玉の瞳が煌めいた。











少しだけルイ王子まで

悪友と親友 1

逢いたい…





逢いたい…





逢いたい…




あ~っ

逢いて~

ものすげ~逢いて




はぁ、何時になったら解放されんだ


くそっ、眩暈がしてくるみてーだ

このままここに貼り付けられるんじゃ

ねぇかって勘繰りたくもなるって


だって、そうだろ?



フロア一面のガラス窓からニューヨーク

マンハッタンの街を見下ろす。

車列で路という路が塞がれている。ミニカーのジオラマにしか見えない。

下界の騒音も例えこの窓が開いてたとしても聞こえないのではなかろうか。



重厚な自身のデスクに積み上げられている

書類の山。

減っては追加される毎日。

昨日より増えているのは気のせいか?!


ふぅ~と大きくため息を付きチラッと左腕を見たあと直ぐに電話を手にした。


電話の相手に要件を伝え終わると分厚い書類に手を伸ばす。



コンコン



カチャリ、重厚な扉がスーッと開くとダークスーツの男が中に入って来た。

「司様、そろそろお時間です」


「………」



その声にチラッと手元の書類から少しだけ目線を逸らせて相手を見た。

あえて睨み付けてる訳では決してないが、

どうしたって相手には殺気立っているように捉えられるであろう視線の移し方。

恐らく彼でなければこの場に立っていることも儘ならないであろう。


精神的に追い詰められているのだろうか

そうだとしてもだ

「司様」


もう一度声を発し、あえて恭しく頭を軽く下げあえてじっと主を見据えた。


「今が正念場でございます」


「……わかってる」

「なぁ、西田…」


書類の束をデスクに無造作に置きながら次の言葉を発する前にゴクリと飲み込む。

ふぅ~とため息のような息を吐いた後に

西田、行くぞ。

そう言いながら緩んでいたネクタイを締め、質の良いジャケットを優雅に羽織りながら

道明寺司は執務室を後にした。










本当に帰す気あんだろうな?!!









その頃日本では


四角いテーブルをうら若き乙女が四人で囲んでいた。