つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

告白と恋情 9

「もう!ホントに毎回強引なんだから!」

「そう、カリカリすんな。我慢の限界に来てたんだよ…」

そう言いながらつくしの髪に顔を埋める。

「ま、まだ、お、お風呂に入ってないから

…そ、その匂うかもだし…」

「あぁ、匂うな…。お前の牧野の匂いだ…。

耳の後ろ、お前の匂いがより強くなる…」


す~、ふはぁ~

司は耳元で深呼吸を始める。

長い足はつくしの足に巻き付くように絡ませている。


「やっ、ちょっ、ちょっ、ちょっと。待って、待っててば!」

司の体を渾身の力で押し返す。

「運転席には聞こえないって言ったろ?」

「そうゆう事でなくて!いろいろどうゆ事か教えてよ!」

「はぁ~、邸に着くまで我慢すっか…」

「はぁー?」

「石油事業の提携で幹部連中も俺達の結婚に異を唱える者たちは少なくなったのは確かだったろ?お前も事業興しているしな。で、駄目押ししてくるって言ってただろうが」

「言ってた。で、これなの?」

「そう、今後暫く日本が世界を引率していける分野。日本が世界で初めてになるんだ。個人用の連絡ツールで世界中にアクセス出来るようになる」

「携帯ひとつで繋がるんだ…」

繁々と自身の携帯電話を取り出して見つめる。

「あっ、何か美作さんも和也くんも大変だったって言ってたよ!スッゴい無理させたんじゃないでしょーね?」

上目遣いで睨んでくる。


ホントにかわいいな

マジ、そそるわ

チュ、チュチュ。


「だ・か・らー!何で、そうなるの!」

またもやつくしに押し返される司。


「んだよ…。チンチラしてたら来年になっちまうだろ?結局ちゃんと出来てるしな。また、改善点も見つかったしな。試作品としての仕事をしてくれてるわけ」

「チンタラね。で、改善点、もう出たの?」

ムッ、

「ああ、出たね」

「これって試作品だよね?」

「まっ、俺達は一般のユーザーとしての使用感や改善点をここ一ヶ月で報告することで合意してる。開発者たちも勿論使用してアメリカやヨーロッパでどのエリアまで使用できるか確認も必要だしな」

「試作品っていっても凄い数?」

「いや、それほどでもないな。何かあったら回収するし、うちの会社と協力した美作、青池両会社。それにスポンサーとして力を入れると契約取り付けた、大河原、花沢。ま、総二郎のところはビジネスの世界ではないからうちがスポンサーを務めている飲料水メーカーのCMに次期家元監修で起用する事で合意して数に入れてもらってる」

「あたしや、優紀のは大丈夫なの?」

「お前は俺の婚約者だし、仕事上としてもオーケーだしな。松岡のは総二郎だろ?誰がどう配分するかは其処までは関知しねーよ」

「そっか…。ちゃんとした仕事でみんなに渡したんだ。良かった…」

「当たり前だろ?周りからつつかれる話題は提供したくねーの」



つくしは窓に映る月を眺める。

満月なのかな~?

星が出ていて凄く綺麗…。



「何か、凄くて怖いね…」

「怖い?」

「うん、地球が電波の見えない線でぐるぐる巻きにされそう…」

「相変わらず、おもしれー発想すんのな」

司が声を出して笑う。


つくしが、司の肩に頭を預ける。


「どうした?眠いか?」

「今、何か急に安心しちゃった…。力が抜けたみたいな…」

「そうか、お前は俺のいない間に何してたよ?」


あたし…、あたしはね…旅に出てたの…。

旅?

うん、ルーマニア…

田舎でね、みんなで小さなバスに乗ってるの…

中世さながらの暮らしをしていてね、でもTVとかパソコンとかもあって…

子供がサッカーしていてね…

みんな民族衣装を着てるんだ…

次々にバスを降りるんだけど、同系のコスチュームの人たちが一緒に降りるの…

道明寺が黒いスーツの人たちと大きなビルのとこで降りて行って…

F3も道明寺のとこのメイドさんたちの衣装を着た人と降りていくの…

あたしも行きたいって言ったら、同じものを纏わないとダメだって…

あたしだけアパートに送られた…


寂しかったか?

うん…

一緒にいたいって言ったら、

優紀と桜子と滋さんが出て来て、一緒にいてあげるからねって…

そう言ってくれた…


怖かったか?



うん…



牧野の?



…寝たか。



つくしの目尻にそっと口付けた。



雫石を掬う。



お帰り牧野



もう、どこにも行くな



俺だけを信じろ…






俺の言葉がすべてだ…









眠ってろ。



明日が来る。



新しい朝だ。



心配するな。



これから夜が明ける。

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