つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

彼女と仕事 1

カチャカチャ

サクッ

パリッパリッ

ゴクッ

キコッキコッ



何だろう、何だろう。

あたしの頭ん中、かなりぐーるぐるのごーちゃごちゃ。

そりゃそうでしょうよ!

これはさ~…

土曜日のお昼までは平和だったな~

はぁ~っ。


「牧野さん、お疲れで食事が喉を通らないかしら?」

遥か10M先に腰を掛けている眉目秀麗な佳人が、なかなかのパンチをお見舞いしてきた。

「と、とんでもありません。おかあ…おば様。大変美味しく頂いております」

テーブル長くて助かった~。

牧野家のテーブルだったら無理です。

少し引きつりながらも微笑みを浮かべ、ローストビーフを口に運ぶ。


そうだぞ!つくし!牛さんに、鶏さんにエビさんにサーモンさんに沢山、沢山、失礼だぞ!

きちんと向き合わねば。

朝の10時に頂く朝食。breakfast?lunch?

いやいや、branchか?

これだけ豪華ならdinner?

その日一番のご馳走でしょう?


パク。モグモグ…

うぁ~、おいひぃ~。

何これ~?モグモグ…

お次はっと。

卵、フッワフワ

とろける~。おいひぃ~。


「食欲もおありのようね」

「ぐほっ?!けほっ、けほっ、けほっ…。も、申し訳ありません…」


ナプキンで口を押さえる。

あ、あたしって原始的な欲求が強い人間ってこと?!!

寝るのも結構好きだし…

何か、いろいろショック…


彼氏と一日中イチャイチャした後で彼は仕事へ。

その彼女はお疲れで(エッチで)お休み。

大学へはもう4年の秋ともなれば余程の事がなければ朝から行く必要も無いとはいえ、自身で興した仕事がある。

いくら彼の企業の傘下に組み込まれているとはいえ、仮にも社長でしょ!

大元締めの彼が昨日の時点で"月曜日はパソコンのメンテナンスに充てるから仕事場(つくしのマンションの2、3階)には行かなくてもいいってあたしに伝えてあったとしてもだよ!

母親ならそんな事はどうでもいいはず。

自分が仕事から帰ってきたら、仕事で出たはずの息子の部屋に女がまだいて、気だるそうにしているんだよ!

その事がすでに大問題だわ…

本当にアイツと一緒にいると普通の感覚が麻痺している…

マジでヤバいオンナになってるわな…

お母様が以前あたしに釘を指すのも当然頷ける。

あたしん家で進が(進の彼女が)同じ事をしててみなさいよ!

普通の感覚に戻すために、自分の家に置き換えて考えることにする。

ブルブル…、お、恐ろしい…

扉を開けたら彼女がパジャマをはだけていて、散々ヤってました。みたいな空気!

そんな女とご飯を食べる?!

あたしが母親なら…た、耐えられない…


今、そんな場面。

お、お母様って何か、いろいろ神懸かってる!




「つくしちゃーん?いるの~?」

廊下から少し甲高い声がする。


「つくしちゃーん!」

そう聞こえたと同時に扉が開き、ロングヘアに緩くパーマをかけている、これまた眉目秀麗な美女がダイニングに入ってきた。


「何ですか?朝から騒々しい」

「騒々しくもなりますわ。つくしちゃんの職場に顔を出したら、今日はパソコンのメンテナンスに充ててるからと司くんの秘書が言うんですもの」

「何か問題でも?」

「大有りですわ。楓御姉様。司くんが昨日極秘帰国していたんでしょ?また、彼の事だからつくしちゃんがイヤだと言っても、無理矢理手籠めにしているんじゃないかと心配で来たわけですわ」

「見ての通り、普通のbranchの先中です」

「何故、つくしちゃんがここに?」

「ビジネスの話でこの場に呼んだのです。私も先程帰国したばかりで食事もまだ。彼女を迎えに向かった西田の話では、牧野さんも食事がまだとの事で、食事を取りながらビジネスの話をしていたのですよ」


二人よく似た美しい顔を交互に見る。

姉妹でよく似てらっしゃる。

ただ、性格はまるで正反対。

椿お姉さまは叔母様であるさつきさんに似ていられるんだとすぐに判る。


「本当なの?つくしちゃん?」

「はい。おかあ…じゃない、おば様にビジネスの話を持ちかけられまして…。そのお話をしながら食事を頂いておりました」

「そ、そうなの…」


な、何?何か凄く不穏な空気なんだけど…

お母様も先程の少し柔和だった雰囲気が、一気に変化したのが判る。


あ、あたし、ぜんぜん嘘はついてないですー!

お母様の言うとおり、ビジネスの話しかされていませーん!

こんなあたしに本当に申し訳ないです…



さつき叔母様は何やら考えていたようだが、パッと顔を上げた。

さつきはつくしのところまで来て、

「ごめんなさい、疑ったりして。安心したわ」

そういうと右隣り合わせの角の椅子に座り、

給仕をしているメイドさんにコーヒーをお願いした。



「牧野さん、私少し自室で休んでおります。時間になりましたら声をかけてくださる?」

「は、はい。」











長い廊下を自室に向かって歩く。


隣でタマが仕えている。


「一体何に対して義理立てをしているのですかね?」


「どういう意味です?」


「全く、不器用なお人ですよ」








年寄りのデカい独り言だと思っててくださいまし。

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