つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

彼女と仕事 3

あぅ~、足が重いよ。

食べ過ぎたな。

あれだけ、美味しい料理がしかも少量で少しづつ運ばれて来ると、貧乏性の血も騒いでかイヤでも食べてしまう。

あっ、イヤ何かじゃないよ。

言葉のアヤってもんでって、誰に言ってんだろ。

「はぁ~っ」

お母様の自室へと続くこの長い廊下。

近づく度に足取りも、気持ちも重くなるのは決してお腹がいっぱいという事だけではない。むしろ精神的な要因が重さの大半を占めていると思われる。

「いかん、いかん。ため息を付くと幸せが逃げていくってママが言ってたじゃん」

思い切り息を吸い込む。

逃げそうになった幸せさん、逃げないでね~。

「すぅぅぅー」

思い切り吸い込む。

「はぁぁぁー」

また、出しちゃったじゃん!!

「すぅぅぅー、はぁぁぁー」

もはや深呼吸だね。これは。

そうそう。深呼吸。深呼吸。


つくしはこの廊下から見渡せる道明寺邸のお庭を眺める。

「綺麗だな~。ホントに…」

それはお世辞何かでなく、とても華麗でいて繊細。

10月に入っても咲き誇る薔薇たちが、この邸を着飾っているようだ。

薔薇だけではない、クレマチスという薔薇と同じ四季咲きのツル科の植物か一緒に咲いている。

薔薇もクレマチスも四季咲きの植物だ。

初夏が最前期で夏なら両者が同時に開花することも多いが薔薇とクレマチスが秋に一緒に咲くことは滅多にない。少しずれる事が多い。

今年は一緒になれたね。

花弁を重ねたボリュームのある真紅の薔薇と淡いモーブ色の丸みを帯びた愛らしいクレマチス。

全く違う花だけどどちらもお互いを引き立てているようだ。

普通なら薔薇が主役なのだろうが、クレマチスの個性的な花弁と明るい色彩が 真紅で濃厚な姿をした薔薇を和らげてくれている。


庭を見ていたらアイツの道明寺の顔が浮かんできた。

凄く笑っていた。

優しい眼差しで見つめてくれていた。

低く響く声で囁いてくれた。

"スゲー、嬉しい。嬉しすぎる"

"もう暫くこの感情に浸っていたい"


恐らくあと1時間もしないうちにアイツに会える。

たけど、その時のアイツは優しい眼差しであたしを見つめたり、囁いたりなんかしない。

きっと眉間にシワが寄っていて、目元も勿論据わっている。

白目が多くなって、ああゆう目って三白眼っていうの?怒っているときのアイツの目ってホントに蛇みたいな冷たい目になる。

そんでもって、きっと怒鳴られる。

ううん、絶対にだ。


わかって行かなきゃなんないのって結構キツイ。

逃げられるもんなら逃げ出したい。だけど、それは無理。

「はぁぁー…」

盛大にため息を付く。


はっっ!!!

「すぅぅぅー」

いかん、いかん。

幸せさんよ、逃がしはしませんよ。



ホントにアイツと道明寺といると毎日がジェットコースターだ。

絶叫系はキライじゃないけど、あんまりハードなものは遠慮したい。


夢の国ディズニーのビックサタンマウンテン位が丁度いい。

あれなら何回でもイケる。

毎日なら乗るならザ・スモールワールドでもいいかも。

あのアトラクションのテーマソングが頭の中に流れてくる。


タタターンタンターン

タタタンターンタン

みんな輪になり手を繋ご

楽しい世界










みんな笑顔で過ごしたいよね。

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