つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

彼女と仕事 15

会議の中身はCM発表の日付を決定するまで協議された。

今日の記者会見には発表する事となった。

「11月の初旬には発表されないといけません。1ヶ月を切りました」

楓はゆっくりと会議に参列する後援者たちを見渡す。

「クリスマス戦略でしかも、予約先行日の日にちも決めなくてはならないのだが」

楓に続き司も声を発した。

「予約出来る期間は、短期間にしますか?長期間にしますか?」

後援者となる企業関係者たちからも次々に声が上がる。

「花沢物産の花沢です。僕の意見を言わせて頂きたいのですが、良いですか?」

類が声を発した。

辺りを見渡し、了解を得たと判断して言葉を続けた。

「僕としては出来るだけ短い期間でお願いしたい。予約自体は長く期間を設定して良いが、ストラップをプレゼントする期間は短めで」

類の言葉に総二郎、あきらも続いた。



みんなやっぱり自身の分身ともいえる品を、少しでも他人に持たれるのはイヤなんだ…。


つくしは少し自身が発案したこの案を申し訳なく思った。


「あっ、牧野違うよ。たぶん勘違いしてる」

類がつくしにそっと伝える。

「その方が売れると思うんだよね」


つくしが他の二人を見ると、

「そうそう、一気に燃え上がる。お前らと一緒だろ?」

と西門さん。

「お前ら二人の結婚までのアシスタントだからな。何でも来いってな」

と美作さんも続く。


うん。

うん。

ありがとう。

ありがとう。

つくしは何度も頷いた。


「では私たちの意見を優先させて頂いて、先行予約の期間は一週間。その間のみストラップの付属を付ける事とする。良いですね、社長?」

司は楓を見た。

「良いでしょう。どれくらいの台数になるのか、おおよその計算は出来ているとはいえ未知数です。今まだ携帯電話の普及率が10%に届いていません。台数も8万台を突破したまでです。この数字がこの携帯の販売によって倍の数字に迫れるかということです」


「楓社長、来月の23日の祝日が金曜日になります。そこから30日までの7日間はいかがでしょう?」

つくしは配られた資料の中のカレンダーを見て楓に打診する。

「通信会社の方々はいかが?あまりにも予約日をクリスマスに近づければ、製造が追い付かないという事態に為りかねませんからね」

楓がつくしの言葉を受けて、企業関係者のひとりが、

「その一週間で予約の5割はいきますかな」

と発言した。それを皮切りに、いや3割だの、7割だのと賭け事のように数字が飛び交う。


つくしはまだカレンダーを見ていた。

4人でCMか~。

ノッポが4人

携帯電話の充電のマーク

縦に4本

11・11

「あっ、11月11日の日曜日にCM開始ではいかがですか?1111ですよ!時期的にも丁度良いかと!」

つくしは頬を少し紅潮させて周りを見る。


「他の案は無いですか?CM制作側から見て何か問題点がなければその方向で記者会見も進めますよ。よろしいですね」

楓が一同を見渡す。



「本当に凄いCMが出来ますよ!」

皆が口々に話す。

「折角なら紅一点で牧野さんも少し出演されてもよろしいのでは?」

「可愛らしいですからね~」

「良い画が撮れると思いますよ」

関係者からそんな声が聞こえ始めた。


なぬっ!

皆さん、何を血迷った事を…。

あたしなんかがあの中に混じったら、高級フレンチに運ばれてきた味噌汁になっちゃいますよー!

つくしがギョッとして目を開く。


「おっ、いいじゃねーか。あいつらも最初はオンナでも入れろって言ってたしな」

司がつくしを見る。

「それは認めれません」

楓が即座に返した。


ほらね。

そうだよねー。

ウンウン。


「なんでそうなるんだよ?!そうすりゃ、いろいろと手間が省けていいだろうに」

司が声を荒げる。

「何の手間ですか?そんな事をしてみなさい。牧野さんの自由が制限されるのですよ」

またもや司と楓が睨み合う。

「お、おい、司。今はいいだろうに、なっ?」

あきらが宥める。

つくしが楓の前に立ち、

「楓社長ありがとうございます。私にチャンスを頂いたと思ってしっかりとやり遂げます。楽しみにしていて下さい」

ニッコリと微笑んで頭を下げた。


お母様の言うとおり。

道明寺ったら、何を言ってんだろ?

あたしなんかが出たら、お茶の間が、何で?何で味噌汁が?ってなるでしょ。

ウンウン。


「その戦略、上手くいくことを願います」

楓がつくしに答える。



西田がマイクを持ち、

「メープルにて昼食の準備が整いました。よろしければ皆様お食事をお召しになられませんか?」


西田の言葉を皮切りに、楓が今日の会議はこれまでと終わりを宣言して会はお開きとなった。

「俺ら飯を取ろうとしてたら召集が掛かったからメープルに行くぞ」

あきらが司に伝える。

「俺はもう少しすると会見が始まるから、終わったら飯食うわ。牧野は腹減ってるか?」

「あたし朝ごはん遅かったからまだ大丈夫」

へへッっと笑った。

「んじゃな、お前ら。いろいろサンキューな。俺、コイツに話があるからじゃあな」

司がつくしを引っ張ってフロアを出ようとする。

「えっ、何々?ここじゃダメなの?」

「あぁ、ダメだな。秘密の話だからな」

「仕事のこと?」

「俺が記者会見で頑張れるかどうかがかかってる」

つくしがフロアの奥にある用具を仕舞う部屋を指差し、

「あの中、倉庫とは思えないくらいキレイだけどすぐに終わるならあそこでもいいんじゃない?」


二人のやり取りを聞いていた楓が、

「司の執務室があります。お茶でもそこでお飲みになって会見を待ちなさい。司さん、遅れることのないように」

そう言ってフロアを出て行った。











ホントだね。

司の母ちゃん、何かが少し変だね。

類が呟いた。







今日、お昼のワイドショーに司が出るけど、きっとお肌ツルツルだろうな

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