つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

彼女と仕事 20

トゥルルルルルル


トゥルルルルルル


トゥルルルルルル



やはり、お出になられないか…。

もう、何回目のコールだろうか…。

受話器を置こうとすると、

"なんだ?"

良かった…。

お出になられて…。

「司様、ディナーはどちらで取られますか?」

"邸で構わない。牧野も連れてく"

「牧野様はご存じで?」

"俺が帰国したんだから一緒でいいだろ?"

「畏まりました。ですが…。あっ、さつき様?!」"ちょっと、変わってくださる?"

「もしもし、司さん?私です」

"誰だよ?私って"

「叔母のさつきです」

"あっ!何だよ!ババァ2号!"

「何ですって!!ホントに口が悪い子供ね!!御姉様は一体どうゆう教育を成されたのかしら?!」

司様の叔母に当たる白鳥さつき様は楓様の実妹となる御方だ。

「つくしちゃんは無事なんでしょうね?!」

"はあっ?!何言ってんだ!人聞きの悪いこと言ってんじゃねーぞ!ババァ2号!」

「何ですって?!今からそちらに参りますからね!つくしちゃんを解放してくださいね!」


ガチャン


受話器を力を込めて置かれた…。


お顔は楓様に似ておられるが、性格は何と云うか…少女のような…チャーミングです。ね?


こんな?だが頭脳は明晰。

女子大学トップとも云えるお茶ノ泉女子大を首席でご卒業されている。


「西田さん、早く参りましょう!つくしちゃんが心配だわ…。無理やり手寵にしているんじゃないかと心配です。隙あらばくっつこうとしているんですもの。油断大敵だわ…」

今にも走り出そうとしておられる。


猛ダッシュされたらお二人のあられもないお姿を晒すことに成りかねない。


「さつき様ともあろう御方が甥子に振り回されているようなお姿をここで晒しても良いのですか?」

ジッと見つめる。

「振り回されているなんてあるわけもないわ」

そう言って深く息を吐き、先程お出ししたコーヒーカップに手を伸ばされた。


牧野様、何卒お早くお支度を整えて下さいますように。










「ねぇ、道明寺!電話出なよ!」

「どうせ、西田だろ」

「あたしが出るよ。違う人だったら知らないよー!!」

背中をバチバチ叩く。

「わかったよ…」



電話に出たけど、西田さんではないのかな?

最初は落ち着いてたけど、途中から怒りマックスだよ?

「道明寺?どうしたの?」

執務室へと扉から顔を出す。


高級イタリア家具ブランド、ウン百万のソファーに足を組み、頬杖を付いている誰もが羨む男。

道明寺司。

シュールだ。

シュール過ぎる…。

「ババァ2号がこっちに来るんだと!頭来るからこの格好で待ってやろうかってな」

そう言ってフッと笑う。

「お前、顔赤いぞ」

そんな格好で居ても絵になるってナニさ…。


ババァ2号?

さつき叔母様?

道明寺は?

パンツ一丁?

髪も服もよれてる女?


ダメ、ダメ!

絶対に、ダメ!



「アンタ、パンツ一丁で叔母様と会ったら話が終わんなくなって帰れなくなるけど良いわけー!!こっちに来たら何とか誤魔化すから早く着てきなさーい!!」


その言葉にちょっと慌てた道明寺。後ろから蹴りを入れて急かす。


髪をとかし、ハーフアップにしてバレッタで留める。



ストッキング…。

新しいのが、確かベッドの脇のサイドボードに置いてあったけど…。

アイツのせいで、ストッキングが!ストッキングが!

新しいのって、誰よ、用意してくれたの?!

またもや公開プレーだ。

ベッドは綺麗なままだよ…。


もーう!!


急いで"仮眠室"へと走る。


ストッキング、ゲット!!


ビーチフラッグならぬ、ベッドストッキ。

なんてね。


上手い?




コンコン


コンコン


き、来たー!!


道明寺、まだ?!


ドンドン


ドンドン


鞄、鞄。急いでストッキングを入れる。


「は、はーい。今、開けまーす」


扉を開けるや否や叔母様に抱擁を頂いてます。



「お、叔母様、苦しいです…。」

「あらあら、大丈夫?私つくしちゃんが心配で心配で…」

「大丈夫ですよ。叔母様。仕事の話をしていたんです」

「司さんは?どうしたの?」

「トイレですかね~?ははっ」

「あら、生足なのね?」

以外と鋭いんですよね。流石に妹様です…。

「流行りなので。ははっ…」



「何しに来た?」

ワイシャツにスラックス姿で戻って来た道明寺。


「あなたはいつも何故そのような物言いなんですか?あー、イヤだわ」

「嫌なら来るんじゃねーよ!」

「つくしちゃんを救出しに来たんです。会社に行ったら居ませんでしょ?道明寺邸に連絡入れてみたら一度こちらにお出掛けになったと言うでしょ。また司さんが手籠にしているんじゃないかってね。心配で心配で…」

「てごねって、そりゃ手で捏ねまわすだろう よ。いろいろとコイツのおまん…って、イタッ、イッテーなー何だよ、叩くなよ。叩くな」

「てごねはハンバーグでしょー!!」

「??」

「いい、道明寺。いいからね。もうその言葉は忘れて。叔母様大丈夫ですよ。仕事が明日か本格始動しますから、あたしも帰ります」

「はぁっ?何で今帰るんだよ?…ちょっと、牧野?」

「夜までつくしちゃんを束縛して手籠にするつもりねー?あー、やはりそうゆう魂胆だったのね」

「てごね、てごねってうっせーな。ハンバーグって意味なんか?良くわかんねーこと言ってんじゃねーぞ!俺がハンバーグに見えっか?!ババァ2号!」

「何ですって!」


ギァギァギァ……。






「西田さん。あたし帰りますね…。あの二人宜しくお願いします。何か急に疲れがどっと出ました…」

まだ、低レベルな言い争いをしておられる…。

「渡邉に車を役員専用の駐車場にまわさせます。これから牧野様にSPもお付けしますよ。ワイドショーでまたお姿が出ましたからね。念には念をです。これは楓社長からも言われております。宜しいですね?」

「…ベッタリでないですよね?」

「服もなるべく警備の者とわからなくします。それと、差し出がましいようですが牧野様の通常業務に加え、今回のF4ストラップの件が仕事に加えられると、ご友人と二人だけでは業務が遂行できないかと。進様も大学がお忙しいでしょうし…」

「パパやママは戦力になんないですもんね?でも、桜子には体調をみながら商品製作の交渉に同行してもらおうかと。それでもてんやわんやになりそうですね」

「おっしゃる通りです。SPの男女ペアを3ペア牧野様のお付きとします。その者に牧野様の会社も手伝うように伝えてあります。今回のプレゼンで会社への評価が上がれば仕事が格段と増えます」

「すみません、人をなかなか雇えなくて…。暫くお借りさせていただきます」

頭を深々と下げられた。

お心が嬉しいです。牧野様。

それに比べて、まだ不毛な争いをしておられる…。


牧野様をエレベーターまでお見送りしようと歩き始めると、

「つくしちゃーん、行っちゃうの?あのねー、大丈夫よー。一人優秀な戦力が今日から戻ったのよー。今日、会ったでしょーって、…行かせないわよ、司さん!!」


「お、おい、牧野ー!牧野ー!」


司様がさつき様に羽交い締めされている。

まるで椿様とじゃれているお姿と似ておられる。

牧野様は完全に先程のさつき様のお言葉に頭の中を支配された様子。


"優秀な戦力…"

"今日から戻る"

と繰り返し呟いておられる。


エレベーター付近にいるガードマンが、牧野様のお姿を見て一瞬声を掛けるような素振りを見せた。

牧野様が軽く会釈するが、頭の中に先程のフレーズが廻っているようだ。考え事をしているのが有りありだ。

あのガードマンは確か、記者会見後もこのエリアにいた者。

今日は特別に外部の警備会社にもお願いしてある。











仕事がまた増えるようです。

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