つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

願い事 1

「ねぇ、ねぇ、つくし。あたし達まで付いて来て良かったの?」

「何で?」

パーキングエリアの化粧室で会話する母娘。

「だってねー、その、お邪魔じゃないかな~って」

「何、言ってんの、ママ。最初はあたし1人で新潟に行く予定が、道明寺がどーうしても一緒に行くってなったんだから。あっちで変なレンタカーなんか借りれない。とか言って、車で行くことになったんでしょ」

「それでもさ、わたし達までくっ付いて来るなんて思ってなかったんじゃない?」

「おばあちゃんが皆で来れるかって聞いてくるんだよ。車で来るなら来れるだろって」

「そうね、おばあちゃんにつくしの彼氏はそんな事で鼻を曲げるようじゃ、男としての器がなってないとかで、嫌われそうだもんね」

「でしょ?」

鏡の前でリップを塗り直す。



「やっぱりというか、凄いというか、道明寺さんと動くとみんなが退いて道が出来るのね」

「嫌でしょ~?ホントに。おばあちゃんに気に入られるか心配なんだけど」





「おい、斎藤」

少し離れた所にいたSPの斎藤が司の元に駆け寄る。

「あと、どれくらいで着く」

「ノンストップであと2時間以上でしょうか。どうなさいました?」

「新潟に入ったのにか?」

機嫌が悪くなっているのがありありだ。

この空気の澄んでいる深緑の山間にいるにも関わらずだ。

「牧野様の父上様のご実家となるとそれくらいはかかるかと。列島の東西の半分に差し掛かれば新潟ですので」

斎藤が頭を下げれば、その後ろのSP3人も頭を下げる。

「狭苦しくて敵わね」

「御家族をこちらの車に乗り換えて頂きましょうか?」

斎藤が尋ねる。

「あぁ?」

司が睨み付ける。

「あの、アイツの顔を見ても言えんのか?」


特徴的な頭部を隠すためニット帽をかぶり、顔を隠す為にサングラス。

カジュアルな装いながら、どう見ても高級ブランドに身を包んでいるのが分かる。

そしてあの身長に威圧感たっぷりのオーラ。


どう見ても、ただ者ではないというか、関わってはいけない人達だと思われてる。

今回、SPの面々も黒服のスーツ姿ではないのが、せめてもの救いだ。


サービスエリアの入り口近くで話している大男達に、人々はその入り口を通る時になるべく遠回りに回り、関わらないようにしている。


つくしが今日何個ヶ目のソフトクリームを持ち、片手に食べ物入れたビニール袋を持って、こちらに手を振ってる。


「ちょっと、そこ、通行の邪魔になってるよ」

ちょっと怒った風にビニールを持った腕を腰に当てる。

それから、

「斎藤さん達もどうですか?」

今度はニコニコして差し出す。

「よろしいのですか?司様?」

「いいんじゃねーの」

頭を下げて袋を受け取る。

「 パパー、ママー。あたし達のも買ってきて~」

車の中で分けるから3個でいいよと言って、笑ってる。

「だろう?」

司が斎藤に言って、苦笑した。







「すみません、焼いてあるのがあと2つでして、20分ほどお待ちになります」

店員さんの言葉に、つくしのパパこと晴男はガックリした。

じゃあ、2つで。と言おうとした時、後ろに並んでいたカップルが、あぁーじゃあ、もう行く?時間がないし。という会話をし始めた。

「うちは良いから、先に買っていいよ」

また来れるし、どうぞ。と順番を後ろのカップルに譲った。


つくしのママこと千恵子は、

「パパ?!」

「いいよね?また、絶対に皆で来よう!オー」

「さすが、パパ!」





「さすがに組長ともなると懐が違うな」


カップルに勘違いされている父、晴男。








「う~ん。美味しい」

その言葉に、眉根を寄せる男。

「この深緑。新潟に来たなって思うよね」

はぁー、マイナスイオン、カモーンと言いながら顔を手で扇ぐ、つくし。

「美味しいよ。食べる?…いらないか」

またソフトクリームを舌で掬う。

「お前さ、パーキングエリアに寄る度にアイス食ってねーか?」

そう言いながら益々眉間にシワが寄る。

「あのね、行く先々でソフトも個性があるのよ。滅多に来れないんだからね。今食べておかないと、いつ食べれるかわかんないでしょ?それに寄る度には言い過ぎ。5ヶ所のうち食べたのはこれで3個目ですからね~だ」

そうい言いながらが少し薄茶色のソフトクリームをペロッと舐める。

越後川口SAにある"雪室珈琲ソフト"甘さは控えめで大人の味になっている。

「これ、甘さは控えめで甘~いって感じ、しないから。食べてみて」

つくしが司の目の前にソフトクリームを差し出す。

恐る恐る、腰を屈めてソフトクリームを舐めた。

「どう?」

つくしが上目使いで尋ねながら、ペロッとソフトクリームを舐めた。


司が少し離れた所にいるSP達に目を向ける。軽く手を挙げてからつくしの手を引いて、ベンチのある奥のスペースに連れていく。


「どうしたの?怒ったの?」

急に引っ張ってこられたつくしは何が何だかわからない。


木々が植えてある、憩いのスペースには先客がいたが、当然このペアの登場に皆がいそいそとその場を後にする。


「ねぇ、どうし…」

言い終わらないうちにつくしは唇を塞がれる。


うんっ…ふぅん…


唇と唇が触れたままで司が言葉を発した。

「あんな密室でお前がいるのにまともにふれられ無いなんて、拷問もいいとこだろ」


「ちょっ……」


うんっ…、はあ…


「だ、ダメ…人が来るって…」


「斎藤達に人が入って…来ない…ようにさせてる…」

ふぅん…


はぁぁ…


ぺろっ…







甘ぇんだけど、たまんねー

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。