つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

悪友と親友 3

ソファーにゆったりと腰を掛けてグラスを傾ける眉目秀麗な男たち。

彼らが座ってるだけでその場の空気が甘くなる。


美作あきらはこの数日の激務を熱く語っていた。

「はぁ~、お前らは俺と同じようにやれるか?」

「この数日で中国とベトナムにマレーシア廻ってきたんだぞ」

「お蔭でほら、額に出来物ができるなんて…」

ポツッと出来た赤い小さな潰瘍を指差した。


「それで、出来上がったのか?」

サラサラの黒髪をかきあげながら西門総二郎はあきらに尋ねた。

「あのなー、さっきの話し聞いてたか?」

「聞いてた。聞いてた」

「最優先でやっつけてきてんだ。それであの態度!何だってんだ!」

それからここにはいない彼らの幼馴染の文句を一頻り吐き出してあきらは落ち着いた。



「ねぇ、あきら」

何だ?とあきらは薄茶色の瞳の持ち主に答える。

「類、起きてたんか?」

「うん…」

「あきらが喚いてたから眠れなかった」

「……あのなー」

類は隣のフロアのダイニングを見て、あっちも何だか騒がしいしねと言って目線を向ける。あきらも総二郎も吊られてダイングを囲む女性陣を見つめる。

あきらが声をかけようと立ち上がるが、

ダイニングテーブルを囲んでいる女性陣たちの様子に思わず目を背けた。

さすがの類も驚いたようだ。少し目を見開いて、

「喉乾いた。このカクテル美味しいね

おかわり、それとさ、ゴニョゴニョ……」

「はぁ~?」

「まぁ、まぁ、作ってやれよ。あきらしか作れねーだろうが」

ダイニングの女性陣をチラチラ見て、総二郎は軽くウインクをした。


何で俺ばかりこう動いているんだ?と言いながらも目の前のカクテルシェイカーに手を伸ばした。




「類、お前ちゃんと仕事してるか?」

「してるよ」

少しムッとして答える。

「ワインのさ、市場の拡大化」

「へぇーっ、ドンペリの数増やすとかじゃないよな?」

「違うよ。牧野誘ってフレンチレストランに行ったんだ」

その時にさ、そう言いながらダイニングテーブルを友達と囲みながら真剣に話し込んでいるつくしに目線を移した。

「もっと手軽に買えるといいのにねって、言ってたんだ。ビールみたいに気楽に買えてさって」

あたしは今でもビール買うときもちょっと躊躇するけどねって笑ってた。

「俺らは感じてなかったけど、やっぱりワインって金持ちの象徴なんだって」

そう言うとフワッと微笑んだ。


「それで、つくしちゃんの頼みを聞いてるって訳か?」

総二郎は頬杖を付いて目線を上げて、

「アイツって、何かさ商才あるんじゃねーかって最近思うんだよ」

「うん、考えること面白いよね。総二郎は牧野に何か言われたの?」

「次期家元監修っていう和菓子とかお茶とか作れば?って。そんときはそんな事出来るかって思ってたんどけど。この景気がこのまま続くとうちもいろいろ損害が出てくるんだわ」

「総二郎ん所は直接でないだけ読めないもんな」

あきらが相槌を打つ。

商才かぁーと言いながら、あきらもつくしに目を向ける。

総二郎もつくしに目を向けて思いだしたように

「それで、急いでやっつけた仕事で得たブツってのは持ってきたのかよ」

「当たり前だろ、仕事が遅ぇんだよなんてアイツに言われたくもないからな」

立ち上がり段ボールの中のから黒いブツを手に取る。

ホラよ、総二郎コレ。そう言いながら手渡す。今までのより軽いなと、しげしげと眺めて弄りだす。

「スゲーな……」

やっぱりアイツら最強だわな。総二郎はつくしを見た。



つくしが視線に気づいたのかこちらを向いた。

ニッコリ微笑むと

「類~、フルーツグラタン食べな~い。

桜子がさ、意外とイケるからって。食味が絶対変わったって」

ハンカチで目頭を押さえながらケラケラ笑って手招きした。













あきらくん、もしかしてヤバいものでしょ?






あきら、やれば出来んじゃねぇか。by司

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