つくつくにっし

花より男子の二次小説です。司×つくです。他のカップリングも送り出します。クスッ、ウフッと、とにかく心が元気に。をモットーに書いていきます。あくまでも勝手な妄想の世界ですのでご了承ください

つくしが通る 前編

みんな、来ているかな?


「道明寺!こっち、こっち!」

つくしが両手でモデルよりも均等のある美しい男を手招きしている。


「早くしないとだよ…。ちょっと?はぁ?!面倒?!馬鹿言ってんじゃ無いわよー!!」

手を腰に当てている。

ブツブツ

ガミガミ

「うっせーな…。来たじゃねーか?」

「ほら、笑って…。皆様には見えないけど…。とにかく、笑って」

「何だそれ?!」

「いいのよ…。あんたとあたしが笑って並んでいるって皆様は見たいんだから!」

「恐え~。何だよそれ?」


「司が笑わないんなら、俺が隣で笑おうか?」

茶色のサラサラの髪が風もないのに少し揺れる。

「類~、あれっ?みんなは?」

「もうすぐ来るよ。どうしたの?プンプンしているけど?」

「聞いてよーー!!!道明寺ったらね。コソコソ…。ねっ?嫌でしょ?」

「牧野!てめぇー!簡単に笑われるか!」

司が怒るのを完全に無視して、

「類、いいの?」

つくしは上目遣いで類を見る。

「類、テメェはひょっこりと現れるんじゃねー!!俺は嫌だとは言ってねー!それと、牧野!!お前はすぐに色目を使うな!!」

「い、色目~?!類の好意に甘えさせて貰おうかって。頼んでるだけでしょう?!」

「お前…行為って?あれだけ愛してんのに足りねぇと…。違う男が欲しいと…」

みるみる顔が青ざめてくる司を横目で睨んで、

「あんた、馬鹿?好意よ好意。分かる?好きっていう字に…」

「類が好き…?」

ますます青ざめてくる。

魂が半分身体から出かけている。

「もう時間がないから道明寺はいいや。類、一緒に隣にいてアシスタントしてくれる?」

「いいよ」

ビー玉の瞳が優しい眼差しでこちらを見た。


「何かね、あたしたちを書いている管理人さんのえりりんって知ってる?」

「うん…。あんまり接点が無かったけど…。なんとなくなら。牧野はよく知っているでしょ?」

「うん…。時々どうしたい?って、聞いてくれたんだ…」

「へぇー。そうゆう人なの?」

「うーん、でも最後は自分を押し通しているかな?」

「そっか…。まっ、基本的に人は他人に聞くときなんて自分の考えに同調して欲しい時だろう?」

「でね、えりりんがね…コソコソ…コニョコニョ…」

ねっ?

どうしよう?

上目遣いで、困った顔をして見せる。

「牧野、そんな顔をしていると、司の機嫌を上げておくどころか、また怒り狂ってくるよ」

茶色の瞳をキラキラさせてわざと耳元で小声で囁く。

くすぐったくて、モゾモゾする。


クスクス


真っ赤になっているつくしは辺りをキョロキョロして、司を探す。


見ると、まだ放心中。


あっ、腕組みを始めて、ウロウロしだしてる


つくしは類の腕を引っ張って、

「どうしよう?このままだと絶対に道明寺は怒り狂うよ…。只でさえ進みが遅くてまだ正式に婚約者になっていねーじゃねーか?!って、この前えりりんに噛みつこうとしていたんだから…」

「ぷっ?!本当に猛獣だね。でもさ、えりりんがそうしたいって言ったのなら、俺らはその条件を嫌でも飲まないとだろう?」

「類は嬉しそうだね」

「うん。だって春は僕たちのお話なんだろう?」


「誰の話だって?」

頭上から低いくぐもる声が降りてくる。

「司、あのね…」

類が説明しようとすると、

「類は黙ってろ!牧野、きちんと説明しろ。

春までに終わらせて、めでたく結ばれるんじゃねーのか?」

「あのね…。実はさっきね、えりりんにあってね…」

言わなきゃ…

道明寺を説得しなきゃ…


「初恋と嫉妬の前編は終わったって。本当は一気に婚約まで進みたかったって言っていたよ。

でもね…、えりりんの描くスピードが今後も落ちてくる可能性が大だし、類の誕生日も三月に来るし、それに何よりこの話を書かないと先に進めないからって…」

「何が言いたい?」

つくしは目があちこち動いて落ち着かない。

どうしよう?

道明寺とのからみのシーンが少なくなる。

もしくは暫くないかも?って言える?

だから、えりりんは道明寺に気を使ってラブラブを最後に全快にしたって!

「だからね…」


「もう、宜しいですわよ。牧野さん」

「お母様…」

「ババァか、何しに来た?」

「私の事ですから。そうでしょ?牧野さん?」

「えっ?まぁそうなんですけど…」

楓はスッとつくしを横に庇うようにして、自身が司の正面に立つ。

「司さん、私の話を先にさせて貰う事でえりりんさんと契約を交わしました。あなた方のお話はその後でという事となります。進まないのは承知しているとのとこ。ですが、これを発表しないと話が纏まらないと。私は私自身の事を公表するのは憚るのですが、あの人もなかなか引かない人で困りました」

お母様?

少しだけ、唇を尖らせている?

照れてるんですか?

「はぁ?!冗談じゃねーぞ!それだと、俺と牧野のラブラブが無くなるじゃねーかよ!それに、ババァの恋愛なんて…頭がおかしいんじゃねーのか!あの小デブババァーー!!!」

「ど、道明寺?えりりんはこうゆう時だけは異常に耳がいいのよ…。それにそんなにババァじゃないし…。小デブでもないよ…。標準よ、標準(たぶん)…」

「あんまり、えりりんを悪く言わない方がいいよ…」

類が澄まして答える。

「あぁ?!本当の事だろうが?!35歳越えていれば、ババァだろうが?!」

「そんな事はないよ。女性は実際の年齢ではなく、精神、肉体的にどう見えるかだよね?」

つくしは大いに頷き、楓は少し微笑んでいる。

「総二郎やあきらみてーな事をぬかしてんじゃねーぞ?!類!」

二人に慌てて割って入るつくし。

「ちょっと、道明寺…。類の言うとおりだよ。それにね、あんただって今は24歳になっているけど、えりりんの力で5歳の子供にも60歳の大人の男性にだって簡単にされちゃうんだからね!」

「どうゆう事だ?って、さっきからこっちを覗いている女がいんだよ!」

「あれって、えりりん?!」

「あっ、逃げやがった…。待ちやがれーー!!!」

「ちょ、ちょっと、道明寺?みんなが、集まって来るって…。ほ、ほら、優紀たちがこっちに来るって…。なんなのよーー!!!待ってーー!!!」









「あれっ?主人公のお二人は?」

桜子が少しだけふっくらしたお腹に手を当てて類に質問する。


類がお腹に手を当てて、

「う~ん、すぐに戻るんじゃない?」





もうすぐで、年越しですよ。



戻って来れるのか?

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。